そう言うと和尚さんは鐘をつきました。
くわーん、くわーん
「和尚さん、わしらにも『食わん、食わん』と聞こえます。」
「これはあの女の人と何か関係があるんやろか。」
村人たちは女の人のことを和尚さんに話しました。
「なるほど、それは不思議な話や。たしかにこの間、若嫁さんが亡くなったが・・・。それでは一度墓主に話をして、墓を掘ってみてはどうやろう。何か分かるかもしれん。」
「ええっ!?墓を掘り起こすんですか?」