図書館は人々の生活・文化・教養の向上のため、資料を提供できる機関であり、生涯学習を援助し、読書の喜びを伸張する上で、極めて大きな可能性を持っている施設である。
このような観点に立って、図書館の生命とも言うべき資料の収集についての方針を次のように定める。

（1）各分野にわたり、基本的な図書を中心に幅広く収集する
（2）利用者の要求に基づいて資料を収集する。
（3）著者の思想的、宗教的、党派的立場にとらわれることなく、それぞれの観点に立った資料を広く収集する。
（4）個人、組織、団体からの圧力や干渉によって、収集の自由を妨げられない。
（5）貸出を中心とする図書館としての役割を十分に果たすため、選定収集の迅速化を重視し、
常に効率的な方法を追求し、最新の資料を提供できるようにする。
（6）県立図書館や県内公共図書館、学校図書館等、類縁機関との連携・協力に留意して収集する。

（1）図書（一般図書、参考図書、児童図書、その他）
（2）逐次刊行物（新聞、雑誌、その他）
（3）郷土資料
（4）視聴覚資料（ビデオテープ、CD、DVD、その他）
（5）障害者に配慮した資料

原則として収集する資料数は、1点とする。ただし、以下に掲げる資料は複数収集することができる。
（1）郷土資料
（2）利用度の高い資料
（3）普及用図書
（4）レファレンス業務に必要な資料
（5）その他館長が複数収集することが必要と認めた資料

収集は、購入を原則とするが、寄贈・寄託・移管等も考慮し、貴重かつ必要な資料が広範囲に収集できるよう努める。