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1.全般的資料選択基準
1.各分野において入門書、概説書などの基本的な資料はできる限り収集する。
2.資料収集にあたっては、各種の出版情報を十分活用し、細心の注意をもって収集に努める。
3.著者、出版社、内容、書誌的価値、形態、価格などを十分検討し、収集する。
(1)著者
- ア 著者の信頼性、適否の評価をおこなう。
- イ 文学は、作家の支持層も考慮する。
(2)出版社
- ア 出版実績、利用実績の高い出版社かどうか。
- イ 内容に適した専門的出版社であるかどうか。
- ウ 出版社の評価も考慮する。
(3)内容
- ア 知識や技術関係の図書
- (ア)個々の知識が正確かつ体系的に整理されているかどうか。
- (イ)学会や利用者の間で評価が高いかどうか。
- (ウ)実験や体験に忠実であるかどうか。
- イ 芸術や文学関係の図書
- (ア)創造性が認められるかどうか。
- (イ)個性があるかどうか。
- ウ 専門用語や難語、新造語が少なく文章は簡潔で読みやすいこと。
- エ 写真や図版が鮮明でかつその説明もわかりやすく、見やすいこと。
(4)書誌的価値
- ア 書名
- (ア)内容を簡潔、的確に表現したもの
- (イ)主題を素直に表しているもの
- イ 本の構成がきちんとしているもの
(5)形態
- ア 紙質、印刷、製本などに留意すること
- イ 紙質は長期の保存に耐えられるもの
- ウ 美術書や図鑑などについては、色やレイアウトに留意すること
- エ 豪華すぎる装丁や、製本の粗雑なものは避けること
(6)価格
- ア 高価本の選定は、慎重に行うこと
4.新しく展開しつつある主題は、時期を逸することのないように十分配慮して収集する。