すると赤鼻テングは怒って、
「たっぷり火事見物をさせてやろうというのに、臆病な男じゃわい!」
と言うと、ごさくをポーンと蹴り飛ばしました。
するとごさくの体は宙に浮いて、雲を突き抜け、とおく、とおくへと飛んでいきました。
そして、ドスーンと落ちたところは、いつもの炭焼き小屋でした。