駄菓子屋のおばあさんは、おそろしさに我慢しきれず、村人たちにこのことを話しました。
しかし、人が消えるなんてそんなに簡単には信じられません。
「人が消えた?そんなことあるわけないやろ。」
「暗くて見失ったんとちゃうか?」
けれど、おばあさんは
「いいや、あれは見間違いなんかとちがう。たしかにこの目で見たんや。」
と、ゆずりません。
「そこまで言うんやったら確かめてみよか。」