そのうちやまんばはこっくりこっくりと眠り始めました。もちがやけて、いいにおいが天井まであがってきます。馬方は、急におなかがすいて、我慢できなくなりました。
やねうらから茅の棒を一本ぬくと上から餅をつきさして、そろそろ引き上げて食べました。一つ食べ二つ食べ、とうとう全部食べてしまいました。