ものしり


★丁稚羊羹の始まり★
  でっちようかんのはじまり
 丁稚羊羹が商品化されたのは、県内では近江八幡で文久3年(1863)とされている。名の由来は大坂や京に丁稚奉公に行き、やぶ入り(1月16日)の際主人や番頭への土産として里より持ち帰ったところから呼ばれ出した。竹や笹で包んだ蒸し羊羹は全国にあるが、丁稚羊羹は滋賀県独自のものと思われ、羊羹を包むのに適し防腐効果のある竹の皮が河川敷でよく生産されたこと、近江商人がいち早く商品化したことなどから多く製造されたと言う。県全域で作られているが、湖東や高島が比較的多いと言われ、信楽では水分の多い水ようかん風のものが作られている。
 参考図書
  • 滋賀の食事文化(3)
  • 滋賀の食事文化(4)
  • まるごと淡海