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★福井県境の「三十三間山」★ ふくいけんざかいのさんじゅうさんけんざん 三十三間山は江若国境尾根上に山頂があり、天増川の上流今津町の北端に位置する。山名の由来はいくつかの古文書にも記され、京都の三十三間堂の棟木用(長さ117m)にこの山のヒノキの巨木が使用されたことによるという。標高842.3mの頂上付近の尾根一帯はクマザサとススキの草原となっている。主稜線直下に「風神」と呼ばれる石碑があり、その昔村に疫病が流行った時、行脚中の僧に村の石塔を山中に祀れと告げられこの地に運び上げて供養したという。碑には「国家安全悪風退散衆病悉除如意吉祥」と「〇保」の年号が刻まれ、天保年間(1840年頃)に建てられたと推定される 。 |
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