ものしり


★淡海湖★
  たんかいこ

 箱館山スキー場の北方にある人口の湖で「処女湖」とも呼ばれる。水の便が悪かった酒波・伊井・平ケ崎・構地区の灌漑用として山中の石田川支流をせき止めて造られ、隧道(1223m)により酒波谷上流に引水されている。明治45年(1912)耕地整理組合が結成され大正2年(1913)築造が始まったが、工事は計画変更や資金難また世界大戦による物価の高騰などで難航をきわめ、大正12年10月およそ10年余の歳月をかけ完成した。湖の中央には弁財天が祀られ、川上祭の祭礼場のそばに竣工碑が建てられている。また、湖国百景に選定されこの湖固有のタンカイザリガニが生息している。
 参考図書
  • 葦海の足音
  • 今津町史 3
  • 広報いまづ 平成8年6月号
  • 広報いまづ 平成11年3月号
  • 広報いまづ 平成11年4月号
  • 湖国の「水のみち」
  • 湖国百景
  • 湖国百選 水
  • 湖西湖辺の道
  • スケッチ探訪近江百景
  • 高島郡農業史
  • 琵琶湖夢事典
  • 目で見る湖西の100年