ものしり


★神代文字★
  しんだいもじ
 高島市安曇川町北出区に鎮座する安閑神社の祭神は安閑天皇で、継体天皇の第一皇子勾大兄広国押武金日命(まがりのおおえのひろくにおしたけかなひの)である。この神社の境内に、俗に「神代文字」と伝えられた一基の碑(高さ1メートル、幅1.4メートル)が建っており、表面に絵とも文字ともとれる陰刻がある。同市安曇川町田中の旧産所地区にあった田中神社摂社安田社(三尾神社)に伝えられたという『秀真伝(ほつまつたへ)』の謎の超古代史に記載されており、一種の記号文字に類似した点がある。付近の農民が、河原でみつけて置いたとする口碑もあり、不可解な歴史を背負った文化財として、注意しておきたいものである。
 参考図書
  • あど川の文化と先人たち
  • 安曇川町史