ものしり


★鴻溝録★
  こうこうろく
 文政7年(1824)大溝藩士前田梅園(ばいえん)によって著された大溝藩の地誌である。「郡官」であった梅園は、大溝領内35村を巡見し、その見聞を書物に著した。大溝をはじめとして現在の高島地域のほか、同市安曇川町、新旭町、今津町の大溝藩領各村に及んでおり。各村の所在地や村高、人口、戸数、寺社、名所、旧跡、名産、風俗や各村間に起こった山境の争いのほか、古今の和歌や俳句なども盛り込んでおり、高島市の歴史や風土を知る上で貴重な書物である。平成15年(2003)旧高島町の町制施行60周年に合わせて解読版が刊行された。
 参考図書
  • 図説高島町の歴史
  • 高島町史
  • 鴻溝録(全)解読