ものしり


★田中祭★
  たなかまつり
 田中神社は、明治初年までは牛頭(ごず)天王と称し、高島市安曇川町田中の田中郷の総氏神で、祭神には、建速素戔鳴(すさのおの)尊、奇稲(くしな)田姫尊、八柱御子神を合祀し、五穀豊穣の守護神、俗に田植神または五月神として崇敬されている。例大祭は田中祭といい、市内新旭町の七川祭(大荒比古神社の例大祭)とともに「湖西の二大馬祭」と並び称せられていた。現在は、午前中の厳粛な式典のあと、午後からは古式豊かな流鏑馬の神事と、御輿渡御、傘鉾巡行など、がくりひろげられる。この祭は、後鳥羽天皇の文治年間の初め、源氏の武将佐々木高綱が武具を奉納して流鏑馬の神事をおこなったのが始まりと伝えられている。
 参考図書
  • あど川の文化と先人たち
  • 高島市ガイドブック第2号
  • 滋賀・湖西がますます楽しくなる旅と遊びの大図鑑