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★酒波寺★ さなみでら 酒波地区にある真言宗の寺院で天平13年(741)聖武天皇の発願により行基が開基したと伝えられ、かっては奈良の興福寺末だった。堂の東側には56の坊舎が軒を並べた大規模な寺院で、現在では山中にその礎石等が残る。 また、元亀3年(1572)には織田信澄の焼き討ちに会い、そのほとんどが焼失した。現存する「青蓮山院内絵図」には、堂舎は中堂金色院昭光観音堂・左に金剛大日祖師堂・右に天神水・明応勧請の山王社・鐘楼・塔などが配置され、繁栄のあとが伺える。 近江33ケ所観音霊場の第8番札所で、平安初期に書かれた「大般若経600巻」が所蔵されている。 |
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