ものしり


★若宮神社★
  わかみやじんじゃ
 高島市安曇川町北船木の氏神で、京都上賀茂神社の分霊を祭り、本殿は、棟札に明応6年(1497)造営とあり、室町時代の神社建築で三間社(ながれ)造りである。その後、数度の修理がなされ、その際の棟札七枚が現存する数少ない貴重な中世遺構である。また、宮蔵には大般若経600巻を納められている。船木城主能登守長綱が社殿を造営して後、文亀元年(1503)経を大補修し、巻子本から折本に改装して納経したものである。昭和58年(1983)、滋賀県は棟札七枚とともに本殿と大般若経を県の有形文化財に指定した。平成5年(1993)、本殿と棟札が国の重要文化財に指定された。
 参考図書
  • あど川の文化と先人たち