ものしり
★曹沢寺★
そうたくじ
応永年間(1400頃)に開かれた新豊寺を前身とする曹洞宗の寺院で、江戸時代には今津村が加賀藩領であったことから、初代藩主前田利家の妻芳春院の位牌を祀っている。昔の絵図では、北沼と呼ばれる内湖に囲まれた形で建てられていて、当時は琵琶湖から直接境内へ荷物が運び込まれ、現在はその水路のみが残っている。長谷川等重筆の「紙本墨画西湖図」を所蔵し、他にも一枚岩の橋が数ヶ所に設けられた枯山水の庭園もある。
参考図書
葦海の足音
今津遺跡探訪
今津町史 第1巻
近江野ざらし行
広報いまづ 平成11年3月号
湖国百選 庭
湖西湖辺の道
湖西地方の文化財
滋賀県の庭園第3集
続歴史エッセイ集今津の昔