ものしり


★四十八体石仏群★
  しじゅうはったいせきぶつぐん
 白鬚浜付近で国道161号線を旧西近江路に折れ、北進すると、山中の墓地の中に石仏群が現れる。この石仏は天文22年(1553)近江半国の守護職で観音寺城主であった佐々木六角義賢(よしかた)が、亡き母・呉服(くれは)御前(ごぜん)の菩提を弔うために弥陀の四十八願にちなんで建立されたと伝えられている。もともとは六体ずつ八列に並び、四十八体あったが、十三体は大津市坂本の慈眼堂に移され、二体は昭和62年(1987)に盗難に遭い、現在は三十三体となっている。三十三体の石仏は大きさも形もそれぞれ異なり、個性的な面持ちで、ひっそりとたたずんでいる。昭和36年(1961)滋賀県指定史跡に指定。
 参考図書
  • 高島町歴史散歩
  • 図説高島町の歴史
  • 高島市ガイドブック第2号
  • 高島の昔ばなし
  • 滋賀・湖西がますます楽しくなる旅と遊びの大図鑑
  • 鵜川四十八体石仏