ものしり


★鴨稲荷山古墳★
  かもいなりやまこふん


 安曇川と鴨川によって形成された沖積平野に立地し、高島市で最も有名な古墳。全長60メートル以上の前方後円墳で、石室内には二上山(にじょうざん)(大阪・奈良の府県境)の白色(はくしょく)凝灰岩(ぎょうかいがん)製の古式家石棺が安置されており、家形石棺の外側にはベンガラ、内部には朱が塗られ、石棺内には装飾品・利器類が副葬されていた。この副葬品の配置は、近年発掘調査された奈良県斑鳩町(いかるがちょう)の藤ノ木古墳と同様で、6世紀の貴人の葬法を知る重要な遺物である。
 参考図書
  • 図説高島町の歴史
  • 高島の昔ばなし
  • 高島の民俗上下
  • 高島町史
  • 滋賀・湖西がますます楽しくなる旅と遊びの大図鑑