ものしり


★胞衣塚★
  えなづか
 高島市安曇川町三尾里の南端に位置し、平野に築造された円墳である。直径約11.5メートル、高さ約2.4メートルあり、六世紀頃の築造と考えられている。「胞衣」とは、胎盤のことで、継体天皇の胞衣が埋められたといわれ、彦主人王や継体天皇に関する伝説が残されている。近くには、「上御殿」や「下御殿」の小字名があり、それが訛って「ごんでんの松」とか、南を流れている川を御殿川、さらに南下し高島に入ると鴨川に「天皇橋」があり、この一帯に関連する大きな屋敷があったのではないかと連想させる。天皇橋の南には、鴨稲荷山古墳があり、関連を考えると非常に興味深い。
 参考図書
  • あど川の文化と先人たち
  • 安曇川町史