ものしり


★製鉄遺跡群★
  せいてついせきぐん
 高島市マキノ町内からは、古墳時代(6世紀頃)〜平安時代(10世紀頃)にかけての製鉄遺跡が11箇所発見されている。同市マキノ町海津に残る「金糞(かなくそ)」の地名は製鉄所の存在を示しており、また、「伊吹」の姓は製鉄のたたら吹き(風を送り込むこと)を示す「いぶく」が転じたものと言われている。『続日本紀』には、藤原仲麻呂(鎌足)の孫である恵美押勝が高島郡と伊香郡の鉄穴(製鉄所)を賜ったことが記されているが、この鉄穴もマキノ町にあったものと思われる。
 参考図書
  • ふるさとマキノ