ものしり


★街道の泉★
  かいどうのいずみ
 下弘部地区にある井戸で、慶長7年(1602)作成の同区の民図帳に記されていることからそれ以前に掘られたものと推定される。民図帳によると、地下水が噴き出すまで約12m掘られたが掘っていた人夫によれば「塩、いらんかね。塩、いらんかね」と声が聞こえてきたという。旧街道沿いにあったため多くの旅人の喉の渇きを潤したと思われ、かっては築城専門の石工によって石垣が積み上げられていたが、現存していない。
 参考図書
  • 湖国百選 水