★山中関★
やまなかせき
現在の水坂トンネルの福井側、杉山地区にあった九里半街道唯一の関所である。江戸時代徳川幕府が治安維持のため全国の街道の要衝に関所を設け、武具の往来と女性の通行を取り締まった。山中関はそのひとつで、特に近江から若狭へ出る女性の取り調べや夜中の通行人の取締りが行われた。「明け六つ(午前6時頃)」に開き「暮れ六つ(午後6時頃)」に閉められたという記録が「山中御関所心得」に残っている。 |

参考図書
- 今津町史第2巻
- 近江の街道
- 広報いまづ 平成12年8月号
- 湖国と文化第67号
- 湖東・湖西の山村生活
- 続歴史エッセイ集今津の昔
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