ものしり


★赤坂山(明王禿)★
  あかさかやま(みょうおうのはげ)
 高島市マキノ町北牧野にそびえる赤坂山峠は、かつて福井県側へと通じる街道として、海産物の運搬などに用いられた。古代・大和時代の後期から平安時代にかけては、『延喜式』にでる「鞆結駅(ともゆいのえき)」と、若狭の「弥美駅(みみのえき)」を結ぶ重要な道であったようで、数カ所に石畳が残っている。また峠付近には、「明王禿」と呼ばれるガレ場が存在しており、崩壊した花崗岩が奇観を呈している。
 参考図書
  • マキノ町誌
  • 近江湖西の山を歩く
  • 高島市ガイドブック第2号
  • 滋賀県百科事典