ものしり先人たち-ま・や-5


★安原貞平★
  やすはらさだへい
 元禄11年(1698)高島市安曇川町南市(南市村)に安原浅右衛門の長男として生まれる。 出生は中江藤樹が没して50年後で藤樹書院が大溝藩の命により閉鎖され、藤樹の教学は衰退し ていた。19歳の時、同志らと藤樹書院で夜学会を開き四書五経の学習を始める。21歳、京に 上り堀川の伊藤東涯(仁斎の子)について古義学を学び、2年間の修学後帰郷し、近郷の子弟に 古義学の教授に努めた。35歳の時、信州上田藩主松平侯に学績を認められ藩儒となり、藩主の 侍講を務め、48歳で「顧問」、52歳で「寄合席」、翌年「御側役」となる。64歳のとき、 領内で大一揆が発生し、郡奉行に任じられ、これを平定した。
 参考図書
  • あど川の文化と先人たち
  • 南市史
  • まんが安曇川町の歴史
  • 高島郡誌