ものしり先人たち-な・は-7


★西川うせつ★
  にしかわうせつ
 明治10年(1877)高島市新旭町藁園(藁園村)に医師西川玄珪の次男として生まれる。 京都府立医大(京都府立医学校)に学び、明治31年(1898)医師免許を取得し25歳の とき同市安曇川町南市で眼科の専門医として開業する。昭和2年(1927)の秋、義弟(妹 婿)の安原仁兵衛(洗耳)より俳句の手ほどきをうけ俳句の道に入り「銀杏句会」を主宰する。 以後、毎月句会を重ね鈴鹿野風呂師の指導を受け研鑽切瑳を続け、後年、同人の選句集の第 一集と第二集を出版し、傘寿(80歳)の年自らの句集『郁子』を上梓する。そして辞世の句、 『大銀杏 日々の落葉も 今日かぎり』を残し82歳で永眠。
 参考図書
  • あど川の文化と先人たち
  • 安曇川町史