ものしり先人たち-な・は-3


★中江藤樹★
  なかえとうじゅ
 「近江聖人」と尊称される先哲。藤樹の実名は原、通称は与右衛門であるが、邸にあった藤の花 をたいへん愛したので、藤樹先生と呼ばれるようになった。高島市安曇川町上小川(小川村)の百 姓の息子として生まれ。加藤藩に仕える祖父の後継として米子へ迎えられた。間もなく藩主の国替 えにともない大洲に移るが、27歳で致仕を決意、脱藩して小川村へ帰る。故郷では母に孝養を尽 くすとともに、「聖人への道」を追及し続けながら、門人の教育に精進した。藤樹は陽明学者とさ れているが、根本には天の思想があり、温かい人間信頼の気持ちが溢れており、「村落の教師」と して大きな感化をおよぼした。
 参考図書
  • あど川の文化と先人たち
  • 藤樹先生全集1〜5
  • 天命の人
  • 物語中江藤樹
  • 中江藤樹・熊沢蕃山
  • まんが安曇川町の歴史
  • 中江藤樹の学徳
  • 中江藤樹
  • 中江藤樹と大溝藩
  • 鏡草ものがたり
  • 中江藤樹・異形の聖人
  • 代表的日本人
  • 中江藤樹に学ぶ時代のこころ・人のこころ
  • 中江藤樹350年記念祭
  • 近江人物伝
  • 日本史人物辞典
  • 図説高島町の歴史