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★中江千別★ なかえちわき 高島市安曇川町青柳(東万木村)に中江佐五兵衛の長男として生まれる。 寛政元年(1789) 京都へ上り伴資芳に国史国文を学んだが、のちに本居宣長の古事記伝を読み感銘を受け国学を志し、 本居家を訪ねて春庭の門に入る。その後、硯を売りながら広く全国を行脚したので、各地に親交の 深い友ができた。そのため、通称を硯屋久右衛門と言った。彼は歌文をよく好み、『白梼廻若葉』 八巻の遺著がある。また、著書の中に『川太郎伝』の快著がある。これは朽木谷に多い「思子淵神」 や同市マキノ町白谷の「かわら五兵衛」などの伝説を集めたものであり、柳田国男氏らの日本民俗 学につながるものである。 |
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