ものしり先人たち-な・は-16


★本田恒次郎★
  ほんだつねじろう
 高島市安曇川町上古賀に始祖本田吉三郎の長男として生まれる。明治13年(1880) 滋賀師範学枚の高等師範学科を卒業し、その後三十余年間を高島郡教育界の発展に尽くした。 特に明治19年(1886)に著わした『博物教科書』と『習字手本』は、良書が乏しい時 代にあってたいへん歓迎されたが、現在その所在は不明である。「父の人柄は、謹厳そのも のであった」と後年、長男の千秋が自伝の中で語っているが、それを裏づける表記も『高島 郡誌』に見受けられる。また、俳句をよくした彼は”華月”と号した俳人でもあった。明治 39年(1906)8月、病のため52年の生涯を終える。
 参考図書
  • あど川の文化と先人たち
  • 高島郡誌