ものしり先人たち-な・は-12


★馬場正通★
  ばんばまさみち
 高島市安曇川町青柳(東万木村)馬場三郎助正利の三男として生まれる。亨和元年(1801) 2月25日から10月10日の間、蝦夷地、国後島を探検し、蝦夷地の事情に通じるようになる。 文化元年(1804)箱館奉行羽太正養に仕えて、箱館へ行き蝦夷地に通用させる新銭について 調査し『造幣策』を著わし幕府に建議した。しかし、金、銀、銅の流出をおそれる幕府の政策は、 蝦夷地に鉄銭以外の通用を許さなかった。また正通は箱館に学舎を開いたが、間もなく病のため に江戸に帰り、文化2年(1805)この世を去った。
 参考図書
  • あど川の文化と先人たち
  • 近江を築いた人びと下
  • 高島郡誌