ものしり
★西北紀行★
せいほくきこう
養生訓の著書として有名な江戸時代前期の儒学者、貝原益軒が60歳を迎えた年の旅行記で、 その文中に「今津は湖中に出たる町にて西の方僅に陸に続く。島の如し。民家四百余戸有り。 今夜は今津に宿す。」と記されている。
前夜は小浜に泊まっていたので、九里半街道を通り天神付近の坂へ着いた頃には短い日は暮れて、 沼から突き出た今津を島と感じたものと思われる。
参考図書
葦梅の足音
今津町史第2巻
広報いまづ 平成元年5月号
湖西湖辺の道
旅する益軒西北紀行