ものしり先人たち-さ・た-2


★斎藤藤助★
  さいとうとうすけ
 先祖は、高島市安曇川町南船木(南船木村)の斎藤源左衛門。11歳の時、小野組の丁稚となり、 長じて番頭に進み、3年間主家の小野善右衛門名義を預かった。明治3年(1870)福島県庁為 替御用となり、その後、横浜生糸貿易店に転勤し支配人となる。番頭古河市兵衛とともに三井三菱 の豪商とならんで、会津(福島)信州(長野)方面の生糸取引を行い。明治7年(1874)小野 組の破綻で私財全部を提供する。その後独立して生糸商を営むが、明治18年(1885)南船木 へ帰郷した。今も盛岡では、小野組の系列を引く企業が活躍し、その影響で高島市出身の商人も多 い。
 参考図書
  • あど川の文化と先人たち
  • 南船木史