ものしり先人たち-さ・た-12


★高島屋★
  たかしまや
 全国展開する老舗百貨店のひとつで、文化年間(1810頃)今津町南新保出身の飯田儀 兵衛が京都烏丸松原で米穀商を営み始め、その屋号を出身地から「高島屋」とつけた。文政1 1年(1828)中野鉄次郎(飯田新七と改名)を養子に迎え、古着・木綿商を始めたのが 現在の高島屋百貨店の基といわれている。新七の息子の代には、高島屋飯田呉服店として全 国展開を始めており、京都市にある店舗は明治45年(1912)に建てられている。昭和 25年頃(1950頃)には、琵琶湖汽船を利用し、今津桟橋で出張百貨店が行われていた。
 参考図書
  • 近江商人
  • 近江商人列伝
  • 広報いまづ 平成7年7月号
  • 湖国と文化第42号