★今津の問屋★
いまづのといや
今津は古くから若狭と京都を結ぶ陸上と西回りの湖上の交通の接点にあたり、若狭の塩を中心
とする物資の積み出し港として繁栄した港町で、早くから問屋がもうけられた。南に隣接する古
津村と物資集散の取り扱いをめぐって対立が起き、街道が分かれる追分村で貨客争奪が生じたた
め、寛永9年(1632)古津村は小浜藩の荷物だけを扱うことで一旦決着したが、その後もし
ばしば竹生島へ渡る巡礼客をめぐって対立が続いた。 |

参考図書
- 今津町史第2巻
- 滋賀県市町村沿革史各論巻4
- 滋賀県百科事典
- 続歴史エッセイ集今津の昔
- 丸子船物語
- 湖の国の中世史
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