ものしり先人たち-あ・か-15


★奥村半之丞★
  おくむらはんのじょう
 郡山出身の江戸時代の役人。水害に苦しむ高島市マキノ町知内(知内村)の農民たちの暮らしを 見かね、測量用の縄の長さをごまかし、上納米の量を減らしたことで知られる。堤防の修繕や橋梁 の整備などにも力を尽くしたとも伝わる。人々から広く慕われたが、役目を終えて江戸に帰った後、 測量用の縄を伸ばしたことなどの咎めを受け、切腹させられた。彼の位牌には、村人たちが毎日お 茶を供えており、この風習は戦前まで続いていたという。
 参考図書
  • マキノのむかしばなし