ものしり先人たち-あ・か-13


★小川喜代蔵★
  おがわきよぞう
 高島市マキノ町白谷に野田平蔵の三男として生まれる。明治30年(1897)同市安曇川 町上小川の小川家と養子縁組し、小川勝次郎の後を相続する。この年は中江藤樹没後250年 にあり、盛大な祭典が挙行され、これを機縁に藤樹の研究をはじめ、藤樹の書簡類を集めた 『景慕録』を作成した。明治38年(1905)藤樹書院は郡役所の経営となり、藤樹図書館 を設置。その司書となり、明治41年(1908)藤樹先生贈位報告ならびに常省先生二百年 祭の祭典委員に委嘱される。大正13年(1938)から藤樹神社の社司を勤め、生涯を藤樹 先生の顕彰にささげた。
 参考図書
  • あど川の文化と先人たち
  • 近江の先覚3