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★岡田季誠★ おかだすえしげ 中江藤樹の高弟岡田仲実の第二子として生まれる。母は熊沢蕃山の妹美津女。常省門下に入り 勉学に励み、長じて藤樹の遺筆を取り集めることを志し、長年にわたり丹精をこめ、ようやく草 稿をまとめ上げるに至った。そこで序文を依頼するため、江戸逗留中の師の常省に預けておいた 草稿が不幸にも火災の難を受け焼失した。しかしこれに失望せず、労をいとわず改めて原稿を整 え再び完成させた。季誠の労苦については、陽明学者三輪執齋が全書に寄せた序文に詳しい。季誠の手になったこの全書は、後の藤樹研究の貴重な基礎資料として高く評価されている。 |
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