ものしり先人たち-あ・か-11


★大谷仁兵衛★
  おおたにいへい
  慶応元年(1865)椋川の栗田長五郎の3男として誕生し、幼名を捨吉といった。明治13 年(1880)京都の出版書店大谷家に奉公に出てその才能と人物を見込まれ同26年大谷家に 入籍し、仁兵衛と名を改めた。その後各種法令全書等の出版を手がけて屈指の事業家となる。 「人材を養うのは、その道場に俟う」と、大正10年(1921)三谷尋常高等小学校椋川分教 場として校地、校舎(鉄筋コンクリート造り)および付帯設備すべてを寄付した。昭和31年 (1956)91歳で亡くなり、校庭には頌徳碑が建てられている。
 参考図書
  • 今津町史第3巻
  • 近江の先覚第2集
  • 滋賀県百科事典