職務に忠実なだけの“凡庸な役人”、上からの命令を伝達する“歯車”というイメージで広く受容されている、アーレントの<悪の凡庸さ>概念。その妥当性や意義をめぐり、アーレント研究者とドイツ史研究者が真摯に語り合う。