フランス革命に火をつけたシィエスが実現したのは、立法権よりも行政権を重視する近代的な代表制であり、「極端な中道主義」だった。一貫して表舞台に立ち続けた“憲法作成請負人”の視点から、革命の知られざる成果を捉える。