かつて阿弥陀信仰とならび、浄土信仰の一翼を形成していた弥勒信仰。インドで成立し中国・朝鮮を経て伝来した日本でいかに展開したのかを、法然・親鸞の浄土教確立までを中心に描くとともに、民衆の心を捉え続けた歴史に迫る。