少年は8歳でバレエに出会い、15歳で海を渡った。同時代に巡り合う者たち、それぞれの情熱がぶつかりあい、交錯する中で彼の肖像が浮かび上がっていく-。一人の天才をめぐる長編小説。『ちくま』掲載を単行本化。
小説執筆,「蜜蜂と遠雷」で第156回直木賞受賞