昭和64年に起きたD県警史上最悪の翔子ちゃん誘拐殺人事件をめぐり、刑事部と警務部が全面戦争に突入。その狭間に落ちた広報官・三上義信は己の真を問われる。長篇警察小説。『別冊文芸春秋』を全面改稿して単行本化。