美女と竹林。それは、自分がやみくもに好きなもの。竹林を拝借した作家は、将来の多角的経営を夢見る。だが、美女はどこだ? 虚実入り混ぜて綴る、妄想と執筆に明け暮れた多忙にして過酷な日々。『小説宝石』連載を単行本化。