幼いころ母とともにキグレサーカスで暮らした著者は、40年近い歳月を経て、当時の芸人たちの物語を聞きにいき…。かつて日本にあった貴重な場所の記録であり、今は失われた「故郷」と出会い直していく姿を描いた私的ノンフィクション。