吉本家は、薄氷を踏むような“家族”だった-。戦後思想界の巨人・吉本隆明の長女・ハルノ宵子が、父とのエピソードを軸に家族のことなどを綴る。吉本ばななとの「姉妹対談」も収録。「吉本隆明全集」の月報の連載等に加筆。