両親亡き後、叔父に実家を追われた晴太郎と幸次郎。兄弟は、かつて父の許で修業していた職人の茂市と一緒に、菓子司「藍千堂」を開く。菓子職人の兄と商才に長けた弟が、知恵と工夫で和菓子屋を切り盛りする時代小説。