「この世界にアイは存在しません」。その言葉は、アイに衝撃を与え、彼女の胸に居座り続けることになる…。「想うこと」で生まれる圧倒的な強さと優しさ。直木賞作家・西加奈子の渾身の「叫び」に心揺さぶられる長編小説。