明治の初め、吉野山の桜を全部買い取った男がいた。その名は、土倉庄三郎。川上村に居を構え、近代日本の礎づくりに邁進し、豪商三井と並ぶ財力を持っていたが、彼の名前は歴史から消え…。彼の足跡と日本がたどった道を追う。
森林ジャーナリスト