末期の全身ガンと診断された数ケ月後、それらのガンは消えた。けれど、その奇跡は頭にまでは届かず、脳腫瘍という悪魔の巣くうに任せた…。一切の延命治療を絶った母の命と対峙した1年を、情感溢れる短歌とともに綴る。