湖山賞をかけて千瑛と競った展覧会から2年-。大学3年生の霜介は進路に悩んでいた。次の一歩が踏み出せないなか、亡き母が勤めていた小学校から水墨画教室の依頼を受けることになり…。「線は、僕を描く」の続編。
水墨画家。「線は、僕を描く」でメフィスト賞を受賞し、デビュー。ほかの著書に「7.5グラムの奇跡」がある。