少年は8歳でバレエに出会い、15歳で海を渡った。同時代に巡り合う者たち、それぞれの情熱がぶつかりあい、交錯する中で彼の肖像が浮かび上がっていく-。一人の天才をめぐる長編小説。『ちくま』掲載を単行本化。
宮城県出身。「夜のピクニック」で吉川英治文学新人賞、本屋大賞、「中庭の出来事」で山本周五郎賞、「蜜蜂と遠雷」で直木賞、本屋大賞を受賞。